神話と実りの秋を楽しむ出雲へ
朝晩の空気がぐっと涼しくなり、少しづつ秋らしさが深まる10月。
真夏の暑さが落ち着いて、車の窓を少し開けて走るのが気持ちよかったり、
いつもの道から見える空がなんだか高く感じられたり。
出雲に暮らしていると、そんな何気ないところから秋を感じます。
10月は、出雲観光にもおすすめの季節です。
今年は長く休館していた古代歴史博物館のリニューアルオープンをはじめ、
出雲駅伝、どぶろく祭り、出雲神楽など、出雲らしい催しもたくさんあり、
いつも以上に楽しみの多い秋になりそうです。
今度のお休み、どこへ行こうかな?
そんな時のおでかけの参考にしてもらえたら嬉しいです😊
🍁10月1日|古代出雲歴史博物館がリニューアルオープン!
出雲大社のお隣にある島根県立古代出雲歴史博物館(歴博)が、耐震改修工事などによる長期休館を経て、いよいよ10月1日にリニューアルオープンします。
出雲大社を訪れるなら、ぜひ一緒に立ち寄ってみてほしい場所です。
出雲大社へはお参りに行くけれど、歴博にはまだ行ったことがないという方も
意外と多いのではないでしょうか。
そして10月4日(日)には、リニューアルを記念した「れきはく秋まつり2026」も開催予定。
出農太鼓や神戸川太鼓、出雲神楽なども予定されています。
出雲大社へお参りする前に歴博で出雲の歴史や神話に触れておくと、その後に見る景色が
少し違って感じられるかもしれませんね。
🐉10月9日〜|特別展「その後のヲロチとスサノヲ」
リニューアルした古代歴史博物館では、10月9日(金)から11月29日(日)まで、
リニューアル記念特別展
が開催されます。
出雲といえば、やっぱり神話。
なかでもスサノオとヤマタノオロチのお話は、出雲では子どもの頃から身近に感じる神話
のひとつです。
でも、「ヤマタノオロチを退治して・・・その後は?」
と聞かれると、意外と知らなかったりします。
今回の特別展では、オロチ退治の神話が、その後どんなふうに語り継がれて、変化していったのかを知ることができる様なので、
「昔話として知っている神話」を、もう少し深く知ってみる。
そんな大人の秋のおでかけにもよさそうです。
日曜日には、担当学系員によるギャラリートークが予定されている日もあるそうです。
神話を少し知ってから出雲を歩いてみると、
「あっ、この場所も神話とつながっているんだ」
という発見があるかもしれません。
なお、歴博は10月6日・20日が休館日です。
おでかけの際にはご注意くださいね。
🍡10月1日〜|甘いもの好きさんには「出雲あんこ旅」
秋といえば、やっぱり食欲の秋。
10月1日から11月30日までは、
も開催予定です。
出雲観光の途中に、ちょっと甘いもの。
こうした寄り道が、おでかけでは意外と楽しかったりします。
出雲には、和菓子やあんこを使った甘味を楽しめるお店がいろいろあります。
「今日は観光というほどではないけれど、少し出かけたいな」
という地元の方にも、食べ歩き企画なら参加しやすそうですね🍡
観光で訪れる方も、神門通りや市内のお店を巡りながら、出雲らしい甘味を探してみてください。
🌅10月10日・24日|秋の日御碕で出雲神楽
日御碕神社では10月も「出雲神楽定期公演2026」が開催されます。
10月の開催日は、
10月10日(土)・10月24日(土) 17:30〜18:30 の予定です。
少し早めに日御碕へ行って、日本海や灯台周辺を散策。
夕暮れが近づいたら日御碕神社へ。
日が沈む聖地・日御碕で夕暮れに時に神楽を見るというのは、やっぱり出雲ならではの体験です。
観覧は有料・事前申込制ですので、気になる方は早めに確認してみてくださいね。
📍地元民メモ
現在、出雲日御碕灯台は参観(内部見学)休止中です。
それでも、日御碕周辺の散策や日本海の景色、日御碕神社などは楽しめます。
日御碕周辺は夕方以降、気温が下がることもあります。羽織るものを一枚持っていくと
安心ですよ。
🚶10月11日|一畑薬師「だんだんウォーク」
10月11日(日)は、一畑薬師を舞台にした
「だんだんウォーク」が開催されます。
標高約300mの一畑薬師へ向かう、約1,300段の石段。
「えっ、1,300段・・・?」
聞いただけでも少し大変そうですが(笑)、競争ではなく、初心者や家族だけでも参加できるウォーキングイベントです。
コース内にある「目玉のおやじ」のチェックポイントを巡りながら歩くので、子どもと一緒に
家族で秋のお散歩気分で参加してみるのも楽しそうですね。
受付・出発は9:30〜11:00。
小学生以上500円で、完歩すると一畑薬師商店街で当日使える500円分のお買物券もいただけます。
暑さが落ち着き、身体を動かすのが気持ちよくなってくる10月。
景色を楽しみながら、ゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。
🏃10月12日|出雲の秋といえば「出雲駅伝」
10月12日(月・祝)は、第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走 が開催されます。
出雲駅伝は、全日本大学駅伝・箱根駅伝と並ぶ「大学三大駅伝」のひとつ。
出雲大社正面鳥居前をスタートし、出雲ドーム前までの45.1kmを大学生ランナーたちが
駆け抜けます。
出雲の人にとっては、
「出雲駅伝を見ると秋が来たなぁ」
と感じるほど、季節の風物詩になっている行事のひとつです。
テレビの前で観戦するのもいいですが、沿道で見る選手たちは本当に速い!
目の前をものすごいスピードで走り抜ける選手たちを見るのは、やっぱり迫力があります。
📍地元民メモ
この日は要注意です。
大会当日は、出雲大社周辺をはじめ、市内各所で交通規制が行われ、特に出雲大社周辺は
かなり混雑し、周辺駐車場も満車が予想されています。
観光で出雲大社へお出かけ予定の方は、事前に交通規制情報を確認しておくと安心です。
🍶10月13日|日本酒発祥の地で「どぶろく祭り」
駅伝の翌日、10月13日(火)は、平田地域の佐香神社(松尾神社)で、
「佐香神社例祭・どぶろく祭り」が行われます。
実はこのあたり、日本酒発祥の地と伝えられている場所なんです。
『出雲国風土記』には、多くの神々が集まり、酒を醸して宴を開いたという記述があります。
当日は午前10時から醸造安全祈願祭、11時からは神前に供えられた御神酒(どぶろく)を
いただくことができ、16時〜21時には出雲神楽も奉納されます。
そして面白いのが、先ほどご紹介したヤマタノオロチを退治する際にも、「八塩折の酒」
が登場します。
ただお酒を楽しむだけではなく、出雲の神話や土地の歴史と一緒に「酒」を知る。
そんな楽しみ方ができるのも、出雲ならではですね。
※どぶろくをいただく方は、公共交通機関などをご利用くださいね。
🚉10月20日限定|旧退社駅の「貴賓室」が特別公開
出雲大社へ来られるなら、今年ぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつが旧大社駅です。
国の重要文化財に指定されている旧大社駅は、約5年間にわたる大規模な保存修理工事を
終え、2026年4月15日にリニューアルオープンしました。
1924年(大正13年)に建てられた美しい駅舎がよみがえり、出雲大社の「神話のまち」
というイメージとはまた少し違った、レトロな出雲の雰囲気を楽しめます。
そして、10月20日(火)限定で、普段は公開されていない「貴賓室(応接室)が特別公開
されます。
公開時間は9:00~16:30。
一般(中学生以上)300円、小学生150円、未就学児は無料です。
旧大社駅 → 神門通り → 出雲大社 → 稲佐の浜
と巡れば、歴史ある町並みから神話の舞台まで、出雲らしさをゆっくり楽しめますよ。
🌸10月は秋の花を探しに
イベントだけでなく、季節の景色を楽しむのも秋のおでかけの醍醐味。
出雲市西新町のしまね花の郷では、秋になるとコスモスをはじめとした季節の花を楽しむ
ことができます。
青空の下で風に揺れるコスモスは、秋らしい景色のひとつ。
季節に応じて、さまざまな展示、ワークショップ、イベントが開催されています。
芝生公園や子どもの広場もあるので、お弁当を持って家族でのんびり過ごすのもよさそうです。
そして、海に向かえば、日御碕や稲佐の浜の景色もおすすめ。
10月になると日が暮れる時間も少しづつ早くなってきます。
夕方のおでかけは、少し時間を意識しながら楽しんでくださいね。
🍠秋は「おいしいもの」を楽しむ季節
10月といえば、やっぱり食欲の秋。
新米、さつまいも、里芋、きのこ、栗・・・。
秋になると食卓にも、ほっこりする食材が増えてきます。
産直市場をのぞいてみると、地元の秋の食材に出会えるかもしれません。
そして出雲へ来たら、やっぱり食べてほしいのが出雲そば。
有名なのは「割子そば」ですが、肌寒い日なら温かい釜揚げそばもおすすめです。
「出雲そば=割子」と思っていた方は、ぜひその日の気温や気分で選んでみてくださいね。
旅先で食べたものって、帰ってからも意外と覚えているもの。
景色と一緒に、出雲味も楽しんでもらえたら嬉しいです。
🌿ちょこっと養生|秋の出雲旅、羽織るものを一枚
最後に、ほんの少しだけ身体のお話です。
10月の出雲は、昼間は過ごしやすくても、朝晩になると急にひんやりする日があります。
特に海沿いの日御碕などへ行くなら、薄手の羽織ものを一枚持っておくと安心です。
また、この頃になると、
「朝起きると喉が乾く」
「鼻や肌が乾燥する」
と感じる方も増えてきます。
中医学では、秋は「肺(はい)」との関わりが深く、乾燥の影響を受けやすい季節と考えます。
梨、れんこん、山芋、白きくらげなどの身体の「潤い」を意識した食材を取り入れながら、
冷たいものばかりではなく、温かい汁物や煮物も少しづつ増やしていきたいですね。
せっかくの旅行だからこそ、無理をし過ぎず、
よく歩いて、季節のものをおいしく食べて、「ちょっと疲れたな」と思ったらひと休み。
それも立派な養生です😊
🍁そして11月、出雲は「神在月」へ
10月の次はいよいよ11月。
出雲が一年の中でも特別な空気に包まれる、神在月 がやってきます。
2026年は11月18日、稲佐の浜で全国から八百万の神々をお迎えする神迎神事が予定されています。
神在月に出雲へ来てみたいという方も多いと思います。
ただ、神有月の期間は多くの人が訪れ、出雲大社周辺道路や駐車場が混雑することもあります。お出かけの際は、時間に余裕を持って行動しましょう。
次回は、
「11月の出雲おでかけ便り|神々を迎える神在月の出雲へ」
をお届けしたいと思います。
地元に暮らしているからこそお伝えできることも交えながら、11月の出雲をご紹介します。
📌掲載情報について
この記事は、2026年9月24日時点で公開されている公式情報をもとに作成しています。
イベントの開催日時・内容などは、天候や主催者の都合等により変更・中止となる場合があります。
お出かけ前には、各公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考・情報源
・一般社団法人 出雲観光協会「出雲観光ガイド」
イベントカレンダー/出雲駅伝/佐香神社例祭・どぶろく祭り/出雲神楽定期公演/一畑薬師だんだんウォーク/旧大社駅「貴賓室特別開放日」ほか
・島根県立古代出雲歴史博物館 公式サイト
リニューアルオープン/れきはく秋まつり2026/リニューアル記念特別展「その後のヲロチとスサノヲ」
※中医学・養生については、一般的な中医学の考え方をもとにご紹介しています。体質や体調には個人差があります。

